NETIS登録機材とは?仕組み・メリットをわかりやすく解説 当社取扱の対象商品もご紹介

建設現場の課題解決に役立つ新技術を探すとき、参考になるのが国土交通省の「NETIS(新技術情報提供システム)」です。
本記事では、NETISの仕組み、登録機材を活用するメリット、登録番号の見方、そして当社取扱のNETIS登録商品までをまとめてご紹介します。
★この記事のポイント★
- NETISは新技術情報のデータベースで、認証制度ではない
- 登録番号で「登録された整備局」「登録年度」「未評価/評価済み」を見分けられる
- 提案時は、現場課題と期待効果をセットで整理するのがコツ
NETISとは?
NETISは「New Technology Information System」の略で、日本語では「新技術情報提供システム」という意味です。公共工事等で活用される新技術について、概要や適用範囲などの情報を共有・提供するために、国土交通省が運用しているデータベースです。
ここで重要なのは、NETISは技術を認証する制度ではないということです。NETIS掲載情報は、新技術活用を検討する際の参考情報として位置付けられており、採用や性能を保証するものではありません。そのため実際の採用するかどうかは、現場条件や工事内容、発注者の判断によって違ってきます。
NETIS登録機材を活用するメリット
NETIS掲載技術の強みは「登録されていること」自体ではなく、技術概要や期待効果が整理されているため、提案・説明に使いやすい点にあります。
| 現場課題 | 期待できる効果の例 | 提案時の説明ポイント |
|---|---|---|
| 人手不足・省人化 | 遠隔確認、監視、搬送負担の軽減 | どの作業負担を減らせるか |
| 安全対策 | 暑熱対策、危険箇所監視、転落防止 | 事故・災害リスク低減につながるか |
| 工期短縮 | 設置・撤去の簡略化、工程削減 | 従来作業より何が効率化できるか |
| 説明資料の充実 | 技術概要・登録情報を整理しやすい | 発注者・元請への説明材料にしやすい |
当社からお客さまへの提案だけでなく、お客さまが発注者や元請会社へ説明する際の参考情報としても活用しやすいのが特長です。
NETIS登録番号の意味
NETIS登録番号は、4つの項目で構成されています。その番号により、その技術がどの地方整備局で、いつ、何番目に登録された、どの区分の技術かを把握できます。
■番号の構成
たとえば、当社取扱商品の暑熱対策AIカメラ「カオカラ」の登録番号 KT-240046-VE を例にとってみてみることにしましょう。
| 位置 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| 先頭のアルファベット | KT | 登録した地方整備局等の記号 |
| 数字(前半2桁) | 24 | 登録年度(西暦下2桁) |
| 数字(後半4桁) | 0046 | 登録順の受付番号 |
| 末尾のアルファベット | VE | 情報種別記号(評価区分) |
■先頭アルファベットの意味(登録地方整備局)
先頭の2文字は、その技術を登録した地方整備局等を示しています。
- HK:北海道開発局
- TH:東北地方整備局
- KT:関東地方整備局
- HR:北陸地方整備局
- CB:中部地方整備局
- KK:近畿地方整備局
- CG:中国地方整備局
- SK:四国地方整備局
- QS:九州地方整備局
- OK:沖縄総合事務局
3文字目に「K」が付く場合(例:KKK、KTK)は、港湾技術として登録されたものを示します。
■真ん中の数字の意味(登録年度+受付番号)
ハイフン後の数字は、前半2桁が登録年度、後半4桁が受付番号です。
- 前半2桁:登録年度(例:「24」なら2024年度)
- 後半4桁:その年度の登録順番号(例:「0046」なら46番目に登録)
■末尾アルファベットの意味(評価区分)
末尾の記号は、その技術がNETIS上でどの評価段階にあるかを示しています。
- A:NETISに登録されている未評価技術
- VE:評価済みで継続調査不要の技術
- VR:評価済みで継続調査等の対象となる技術
ここでいう「未評価(A)」とは、技術の品質が劣るという意味ではありません。NETISでは、現場での活用実績(活用効果調査)が一定数積み上がった段階で事後評価が実施される仕組みのため、登録されたばかりの新しい技術や、活用実績がまだ蓄積中の技術はA区分となります。つまりAは、評価結果が「悪い」のではなく、「評価の手続きにまだ至っていない」段階を示しています。
そもそもNETIS自体は技術を認証する制度ではなく、新技術活用を検討する際の参考情報を提供する仕組みです。
A・VE・VRはいずれも技術の優劣を示すランクではなく、評価プロセス上の現在位置を表す区分として理解しておくとよいでしょう。
したがって、「カオカラ」の登録番号「KT-240046-VE」は、「関東地方整備局で2024年度に46番目に登録された評価済みで継続調査不要の技術」ということがわかるのです。
NETIS登録機材を提案するときのチェックポイント
NETIS掲載技術をお客様へ提案する際は、登録番号だけでなく次の点も確認しておくと、説明がしやすくなります。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 適用工種・現場条件 | 現場に合わない提案を避けるため |
| 期待できる効果 | 省人化・安全性向上・工期短縮の説明に使うため |
| 使用条件・注意点 | 電源・通信・設置環境などを事前確認するため |
| 取扱拠点・在庫状況 | 手配可否や納期を確認するため |
「NETIS登録商品だからおすすめです」だけではなく、「現場のどの課題に、どんな改善が期待できるか」まで整理して提案することが重要です。
当社取扱のNETIS登録商品(全22商品)
当社では、建設DX関連から仮設・養生資材まで、現場の安全性向上・省人化・効率化に役立つNETIS登録商品を取り扱っています。
| 商品名 | 分類 | 活用イメージ | NETIS登録番号 | 商品ページ |
|---|---|---|---|---|
| Safie GO | 現場監視・遠隔確認 | 現場の遠隔監視、進捗確認、防犯対策 | KT-180113-VE | 詳細を見る |
| M-Cube | 現場監視・遠隔確認 | 現場の遠隔監視、進捗確認、防犯対策 | KT-210021-VE | 詳細を見る |
| GENBA-Remote | 現場監視・遠隔確認 | 現場の状況確認・遠隔管理を支援 | KT-230078-VE | 詳細を見る |
| Safie Pocket (N-POKE Plus) | 遠隔臨場 | 離れた場所からの確認・立会いを支援 | KT-220006-VE | 詳細を見る |
| CX-WE | 遠隔臨場 | ウェアラブルでの遠隔臨場・立会い支援 | KK-210059-VE | 詳細を見る |
| OKIPPA | 変位・傾斜監視 | 構造物や斜面などの状態監視 | KT-190097-VE | 詳細を見る |
| エコパワーソーラー 電源ユニット | ポータブル電源 | 電源確保が難しい現場でのソーラー電力供給 | KT-220181-VE | 詳細を見る |
| カオカラ | 暑熱対策・安全管理 | 作業員の熱中症リスク把握、安全管理の支援 | KT-240046-VE | 詳細を見る |
| エコーバリア | 防音・防塵シート | 解体工事・作業などの騒音を低減 | HK-210009-VE | 詳細を見る |
| はしご付き床付き布枠 | 足場 | 狭い現場での枠組足場に作業床とはしごを一体化、安全な昇降路を確保 | KK-180006-A | 詳細を見る |
| 水抜きパイプ足場 | 足場 | 擁壁部分の足場設置で安全性および施工性向上 | QS-190050-VE | 詳細を見る |
| アルウォーク | 足場 | 垂直・傾斜面での設置作業の効率化と安全性向上 | KKK-170004-VE | 詳細を見る |
| 勇馬・楽駝・飛龍 (セーフティガード付14・18号・20号クラスのみ) | 作業台(可搬式) | 高所作業の安全性確保と作業効率向上 | CG-200021-VE | 勇馬の詳細を見る 勇馬20号の詳細を見る 楽駝の詳細を見る 飛龍の詳細を見る |
| トラックライム | 昇降・階段 | トラック荷台への昇降時における安全対策 | CG-210011-VE | 詳細を見る |
| トラック用アクト支柱 | トラック支柱 | トラック荷台での転落防止・安全対策 | KT-220167-A | 詳細を見る |
| 電動一輪車 | 台車・機械 | 坂道・悪路での資材運搬負担を軽減 | KT-240129-A | 詳細を見る |
| スーパーストロングマット | 養生・敷板 | 仮設通路や養生用途での安全性・作業性向上 | KTK-200005-VE | 詳細を見る |
| プラシキ | 養生・敷板 | 鉄板の代用として未舗装地に敷設 | KTK-160010-VE | 詳細を見る |
| アルミロードマット | 養生・敷板 | 工事車両通行部の地面保護・養生 | KT-210056-A | 詳細を見る |
| ディスクバルーン | 電装・照明器具 | 夜間の道路工事や屋外イベントで明るさを確保 | KK-190026-VE | 詳細を見る |
| LEDテープライト | 電装・照明器具 | 夜間視認性確保、注意喚起・誘導 | CB-230021-A | 詳細を見る |
| パッチンスタンド | 保安用品 | 簡易設置で現場区画・誘導に活用 | KT-250013-A | 詳細を見る |
まとめ
NETIS登録機材は「現場提案を整理する道具」です。技術概要や登録情報が整理されているため、当社からお客さまへの提案だけでなく、お客さまが発注者・元請会社へ説明する際の参考情報としても活用しやすくなります。
- NETISは新技術情報のデータベースであり、認証制度ではない
- 登録番号で未評価/評価済みを見分けられる
- 提案時は現場課題と期待効果をセットで整理するのがポイント
アクトワンヤマイチでは、NETIS登録商品を含め、現場の安全性向上・省人化・効率化に役立つ機材を多数取り扱っています。現場条件や用途に合った機材選定は、お気軽にご相談ください。
参考資料
本記事の執筆にあたって、以下の公式情報を参考にしました。NETISの仕組みや運用についてさらに詳しく確認したい場合は、各リンクからご覧いただけます。
- 新技術情報提供システム(NETIS)|国土交通省 関東地方整備局
- 新技術活用システム/NETISとは|国土交通省 近畿地方整備局
- NETISについて(PDF)|国土交通省 近畿地方整備局 近畿技術事務所
※リンク先は2026年6月時点の公開情報です。最新情報は各サイトでご確認ください。