アウトリガー
読み:あうとりがー
主な役割
- 車体、機材本体の安全性を高める → 作業時に本体が転倒したり傾いたりするのを防ぐ
- 荷重を分散させる → 地面への負担を広い範囲に分散して安全を確保する
主な用途
- 機械や車両の安定確保 → クレーン車や高所作業車などが作業時に転倒・傾斜するのを防ぐために使用
- 荷重の分散 → 車体の重さや吊り荷の荷重を、より広い面積に分散させることで、地面への負荷を軽減
- 水平状態の保持 → 傾斜地や凹凸のある地面でも、アウトリガーを調整することで本体を水平に保ち、作業精度を確保
仮設機材での使用事例

可搬式作業台

ローリングタワー
豆知識
「アウトリガー(outrigger)」は英語で、out(外に)+rig(装備) が語源です。元は海事用語で、舷外に突き出した装具全般を意味していました。カヌーや小型ボートなどに使われる本体の横に張り出した浮力体や支えの部分のことを指します。「横に張り出して安定させる構造」という考え方が、建設機械にも応用され、同じように「アウトリガー」と呼ばれるようになりました。
