現場に潜むリスクを低減させる方法とは?
リスクアセスメントとは?
リスクアセスメントとは、建設現場に潜在的に存在する危険性を見つけ出して、これを未然に防ぐことです。これまでは、労働災害が起こるたびに原因を調査し、対策を立てることが中心でしたが、労働者の高齢化や未熟練労働者の増加など、労働環境は激変しています。そのため、現場の変化を考慮して、起こりえる新たなリスクを想定し、その危険性を見積り、リスクの高いものから優先的にリスク低減の措置を実行する必要があります。
リスクアセスメントの基本的な手順
1.危険性の洗い出し
現場作業を行う前に、作業に潜在する危険性を特定します。
2.危険項目のリスクを算定
特定した危険性について、それぞれのリスクを見積もります。
3.優先度の高いものから対策を実施
リスクの算定結果を検討し、リスクの高いものから対策を講じます。
4.許容される水準までリスクを低減
リスク低減対策の実行と検証を繰り返し、許される水準まで低下させます。
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※記事内容はすべて日本でのケースです。