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RFID導入検証支援サービスを開始いたします

1.RFID技術を活用した業務効率化のすすめ

建設業における24年問題や人材の高齢化といった課題解決に向けて、各企業の動きが加速しています。
AIやRPAなどの技術を取り入れ、働き方改革や人手不足の解消を図ろうとする取り組みが増えてきました。

そのような状況のなか、業務効率化を実現する技術として注目されているのがRFID(Radio Freqency Identification=無線周波数識別)です。RFIDは電波を用いて無線でRFタグに登録された個体情報を読み書きし、個体の識別や管理を行うシステムです。RFIDを使用することで、作業者は離れた位置から非接触かつ一括で複数の個体を読取り、瞬時に識別することが可能になります。

出庫・入庫業務や棚卸業務、位置情報管理など、今後ますます業界を問わない広い分野での活用が期待されています。

 

2.RFIDでできること

RFID4つの特徴

  • 離れたところから個体情報の読み書きができる(=遠隔性)
  • 対象物が何かに隠れていても読み取りできる(=通過性)
  • 複数の個体を一度に読み取りできる(=一括性)
  • 個体ごとに一点ずつ識別できる(=個体認識)

 

これらの特徴により、非接触で一度に早く、多くの個体を正確に数えることができ、業務の効率化・精度向上に役立てることができるのです。

 

3.アクトワンヤマイチでの導入実績

作業時間を約20%削減

当社では2022年10月より、RFIDによる取扱い機材の機番管理を開始。
金属対応RFIDによるDX化で機材センターの出庫・入庫作業時間を約20%削減しました。

 

導入の背景

  • 2025年の大阪・関西万博とそれに続くIR、各地で計画・進行中の半導体工場建設など、今後見込まれる全国の建設需要の増加に対応するため、一層の業務効率化が必要
  • 完全個体管理によって、機番管理対象機材の出庫・入庫処理の正確性を向上させたい

 

運用開始までのステップ

 ①2019年10月:出庫・入庫業務の標準化の検討開始 DNP社をパートナーに選定
 ②2020年11月:出庫・入庫作業にタブレット端末を導入 紙帳票の原則廃止
 ③2021年11月:さらなる効率化のため、再度DNP社とタッグを組みRFID導入検証を開始
 ④2023年10月:RFIDシステム稼働開始

RFIDの導入を機に従来の機番管理機材に加え、新たに可搬式作業台(勇馬・楽駝・マイティベースなど)にも機番管理を展開しています。

 

システム構成

当社のRFIDはタグと管理システムで構成されます。

■RFタグ(金属対応タグ)

一般的に金属に取り付けると通信距離が短くなるRFタグですが、金属対応タグを採用することで足場材や梯子といった軽仮設機材にも適用しやすくなりました。
建設現場での作業や高圧洗浄といった、過酷な使用環境にも耐えうるRFタグを採用しています。

金属対応RFタグ

従来の機番プレート

 

■管理システム

タブレット端末と専用リーダライタ、PCを使用します。リーダライタで積み降ろし商品を読み取ってタブレットに表示、作業内容を登録します。PC画面にて各作業の登録チェックおよび承認を行います。

タブレット端末とリーダライタ

PCの管理画面

 

導入後の効果

目視による機材確認や、その後の紙伝票への手書き作業の時間短縮・ミス低減に大きな効果がありました。また、従来からの業務フローを大幅に変えることなく、業務の効率化を実現させているところもポイントです。

 

4.RFID導入検証支援サービス

アクトワンヤマイチの経験と実績をもとに、貴社のRFIDの導入をお手伝いいたします。
本サービスでは、DNP社の協力による検討段階から導入・運用まで一貫したサポートを提供します。


もし、貴社がRFID導入について「興味・関心がある」「今後導入を考えてみたい」というのでありましたら、ぜひお気軽にお問合せ、ご相談ください。

DNP社のホームページでも紹介されています
金属対応RFIDによるDX化で作業時間を20%削減 | ニュース | DNP 大日本印刷